地理

新宿(しんじゅく)区は東京都の区部(23区)の中央やや西側に位置します。武蔵野台地と江戸低地との境界部分に位置し、豊島台地、淀橋台地、下町低地に分けられます。面積は18.22 km²で、23区中13番目の広さです。新宿駅は世界最大の利用者数のターミナル駅であり、周辺には日本最大級の繫華街が広がり、駅に面する西新宿には日本有数のオフィス街があります。2015年統計では夜間人口は23区中12番目の約33万人、昼間人口は約78万人です。

歴史

江戸に幕府が開かれた1603年の翌年に、日本橋を起点として定められた五街道の1つの甲州街道の最初の宿場として、内藤氏の屋敷地に置かれた新しい宿から内藤新宿と呼ばれ、新宿の地名が起こりました。新宿区の前身、四谷・牛込区は明治時代初期の1878年に誕生し、淀橋区は昭和時代初期の1932年に誕生しました。1947年に戦後の市街地再編成として統合を行い、22区(後に23区)が誕生し、四谷・牛込・淀橋区は合併して新宿区が発足しました。

肝臓病の医療機関

2023年7月現在、区内には日本肝臓学会の認定施設である東京女子医科大学病院、慶應義塾大学病院、東京医科大学病院、国立国際医療研究センター病院、東京新宿メディカルセンターの5病院と関連施設である東京山手メディカルセンター、東京都立大久保病院の2病院のほか、ケイアイクリニック、植松医院、新宿NSビルクリニック、あべメディカルクリニック、いしい内科・外科クリニック、楠樹記念クリニックなどの20診療所に肝臓専門医が在籍しています。

観光

観光スポットとしては、1906年に開園した都会の喧騒を忘れてしまうほど緑豊かな風景が広がる新宿御苑、1991年に完成した地上202mの高さから都心の絶景を楽しめる東京都庁舎展望台、江戸幕府が置かれる以前から新宿の総鎮守として祀られている花園神社などがあります。特産品としては、うすあわせ・追分団子・花園万頭など菓子、東京手描き友禅・つまみかんざし・東京染小紋など工芸品などがあります。